福屋 of 銚子セレクト

銚子電鉄の経営危機でブレークした銚子名物『ぬれせんべい』。
今ではすっかりメジャーになりましたが、『福屋のぬれせんべい』は約３０年の歴史があります。

銚子観音近く、馬場町交差点前の店舗は、純和風の作り。



店内は、美味しそうなおせんべいがたくさん並んでいます。
どれも見ても美味しそうなのですが、オーナー曰く『しっとりやわらかざらめせんべい』がおすすめと。



ぬれせんべいの塩っぱさと微妙な柔らかさと粗目砂糖の甘さが絶妙です。
これは確かにオススメです。


店の奥に作業場があり、店内からもぬれせんべいを作る様子を見ることができます。
創業以来こだわっているのは、全ての商品を手作りし炭火焼きすることです。
一枚一枚心を込めて手焼きしたせんべいを醤油に浸し、味をしみ込ませます。
せんべいを醤油に浸した瞬間、湯気が立ち「じゅわっ」という音と共に香ばしい匂いが立ち込めます。



そばで見ていると、醤油の香りで思わず手にとって食べたくなります。
江戸時代から始まった銚子の醤油作りの伝統と福屋さんのこだわりが見事にマッチングしたおせんべいなのですね。



ぬれせんべい、しっとりやわらかざらめせんべいも、全てこの作業を経て出来上がります。
素材の良さを生かした商品作りにこだわり、大手には出来ない素朴な昔ながらの味を追求する姿勢は素晴らしいです。