カクヤ商店 of 銚子セレクト

水揚げ高日本一の銚子漁港。
新鮮な魚が水揚げされる港は活気に満ちています。

カクヤの伝統は、『銚子港で水揚げされた魚を厳選して仕入れする事』。
毎日漁を終えた漁船が入港する度に何度も市場へ通い、新鮮な魚の仕入れにこだわるオーナー。
しかしこの仕入れが、意外と時間と手間がかかり大変なのです。
漁船が入港するのは早朝から夕方まであり、その度に市場へ出向きます。どんなに忙しくても、疲れていても必ず市場へ行き、新鮮な魚を仕入れるのが『カクヤ流』。







取材の日もカクヤの店先には、生きのよい金目鯛、さんま、ふぐなどがいっぱい。
スーパーの魚などと比べると、魚の目が生き生きしていて身もプルプル。
まるで、魚が買って買ってと言っている様です。それ程新鮮なのです。

でも『困った事があるのですよ・・・』とオーナー。
『こんなに新鮮な魚が並んでいるのにどうして・・・？』と質問すると。
『海の時化が続くと魚の仕入れが出来ない・・・』とポツリ。
時化が続くと魚の種類、数が極端に少なくなり、思った魚の仕入れが出来なくなるそうです。
そうなると店先に魚が並ばなくなるのです。
魚屋さんに魚が並ばなくなったら、商売出来ませんよね。
これには本当に困っていました。

でも『カクヤ流』にこだわり、新鮮な魚を仕入れする姿勢を変えるつもりはないそうです。
私も「『銚子で水揚げ』×『新鮮さ』×『仕入れに手間をかける』にこだわって下さいねっ」と答え、取材を終えました。
きっとお客様もそれを期待しているはずですから・・・。






酢でしめしたサンマを、味付けしたおからで絡めています。サンマとおからの味が融合してとても美味しいです。