治ろうや鮨処店
名物 伊達巻
日本の最東端の鮨処である銚子市外川町の治ろうや鮨処店は、地元外川漁港からの地魚を中心としたメニューであり、きんめ鯛の炙りとか季節物(さんま等)とか、ネタも新鮮は言うまでもないが、中でも一際目を惹いたのが、カウンターの上に伊達巻の箱が大小2つ並んでいた。
大将の鈴木宏昌さんに話を伺うと、伊達巻鮨は銚子が発祥とかで、銚子地方の食文化だそうだ。中でも外川は漁師町で、過酷な仕事を終えた漁夫達は、丘に上がると自分達の捕ってきた魚をおかずにする他に、好んで甘い物を食したと言う。そんな漁夫達の間でプリンとも言われるのがこの伊達巻。
食感は何と言っても柔らかく一口食べると、溶けるようでツルツルなのだ。この食感は全国で一番の柔らかさと大将は言う。
それもその筈、他店の伊達巻と工程が違い、まず焼く釜を3時間程温めて、そこにあらかじめ湯銭をした調味タレと卵を合わせ、独特の焼き方で一時間掛けてじっくり焼くそうだ。
創業は昭和42年、先代の大将の頃から、この伊達巻が口込みで広がり、今では年末(12月23日頃)になると鮨処である店を閉め、家族及び従業員全員で伊達巻作りに追われ全国発送をしているとの事である。
当然ながらお勧め及び一番人気メニューは、伊達巻と地魚入りおまかせ握り、2625円だそうだ。
因みに伊達巻のみの値段は、小、2100円、大、3675円となっている(年末は大のみの予約)
★人気メニュー
伊達巻と地魚入りおまかせ握り 2625円
伊達巻 大 3675円
伊達巻 小 2100円
治ろうや鮨処店
業種 鮨と伊達巻
オーナー(大将)鈴木 宏昌
住所 銚子市外川町2-10608
電話 0120-091603 0479-22-0435